アメリカでは教育ママ
2005-10-09


海外に住む小学生にとって日本語の維持は大問題です。
我々の住んでいる地域には日本人学校はないので、
平日は現地の学校に通うことになります。
週五日・一日六時間を英語‘だけ’で過ごすのですから、
一年をすぎたあたりから英語には困らなくなるそうです。
が!それと同時に、日本語がどんどん出てこなく
なるらしいのです。

そうなってはマズいということで、日本人の親たちは
子供の日本語の勉強に必死です。
嫌がる子供たちをなだめておだてて、毎日国語の勉強を
やらせるわけです。じつはこれはすごい労力です。

小学校中学年の子のお母さんに聞いた話ですが、
アメリカの算数と日本の算数ではひっ算のやり方から
違うそうで、「日本では、そのやり方じゃなくて、
こうこうこうやって・・・」と言うと、当然子供は
「どうして?答えが同じなんだからいいじゃん。」
となるそうです。

アメリカでは計算機を使っていいくらいですから、
ひっ算のやり方はどちらでもいいかもしれませんが、
日本ではそのプロセスが重要視されるので、
やっぱり親としては、知らん顔でききないのです。

ただでさえ、今日本は学力低下うんぬんで、
かえって家庭での学習熱が高くなっている様子。
海外にいたら、なおさら家庭学習は命綱。
まさか、自分がこんな教育ママのような生活を
するとは思ってもみませんでした・・・。

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